【記事17 】国立小学校受験の直前1ヶ月でやること・やらないこと|受験2週間前「学級閉鎖」の恐怖を乗り越えた父親の実体験
- 受験2週間前に別学年で学級閉鎖が発生した修羅場の全貌と対処法
- インフルエンザ予防接種を「いつ・誰が・どのタイミングで」受けるべきか
- 直前期に「やること」と「絶対にやらないこと」の具体的な線引き
- 親のメンタルコントロールが子どものパフォーマンスに直結する理由
- 生活リズムを本番仕様に整える具体的な方法と睡眠管理の重要性
- 共働き家庭が直前期に調整すべき仕事・家庭のバランス
「受験まであと1ヶ月…何をすればいいの?」「直前期に新しいことを始めた方がいい?」「体調管理って具体的にどうすればいいの?」
直前期は、これまでの準備の全てが試される最終局面です。
しかし多くの保護者が「まだ足りない」「もっとやらなければ」という焦りから、かえって逆効果な行動を取ってしまいます。
わが家も直前期に想像を絶する試練がありました。
受験のわずか2週間前、幼稚園の別学年でインフルエンザによる学級閉鎖が発生したのです。
この体験から、体調管理こそが受験準備の最重要事項だということを身をもって学びました。
この記事では、修羅場を乗り越えた実体験をもとに、直前期の正しい過ごし方をお伝えします。
今回の記事には予防接種に関する話題が含まれます。
予防接種の具体的なタイミング・回数・副反応への対応については、必ずかかりつけの小児科医にご相談ください。
この記事の情報はあくまで一般的な参考情報です。
修羅場体験:受験2週間前の「学級閉鎖」という悪夢
11月受験とインフルエンザ流行期の最悪の重なり
見落としがちな最大のリスク
国立小学校の受験は多くの場合11月頃に実施されます。
そして11月は、インフルエンザなどの感染症が幼稚園で流行し始める時期でもあります。
この2つが重なることで、直前期に思わぬ危機が訪れます。
背筋が凍った瞬間
受験まで残り2週間という最終局面に入った頃、幼稚園から衝撃的な連絡が入りました。

○○組(別の学年)でインフルエンザによる欠席者が多数発生したため、学級閉鎖を実施いたします
>>家族の会話<<

学級閉鎖の連絡が来た…別の学年だけど、園内で一緒に遊んでることもあるし、うちの子のクラスに広がるかもしれない。予防接種はしているとはいえ、気が気じゃない。。。

最悪のタイミングだな。ここまで何ヶ月も積み上げてきたのに、体調を崩したら試験すら受けられない
別の学年での発生でしたが、この時の緊張感は今でも忘れられません。
「ここまで積み上げてきた準備が、体調不良で全て無駄になるかもしれない」という恐怖は、受験を経験した親なら誰でも理解できると思います。
結果的に、わが家の子どもは無事に受験当日を迎えることができましたが、この体験から「体調管理こそが受験対策の一部どころか、最優先事項」だと強く実感しました。
体調管理:直前期最大の課題
インフルエンザ予防接種は「早めに・家族全員で」
予防接種の戦略的タイミング
インフルエンザ予防接種は、接種から効果が出るまで約2週間かかります。
予防接種の最終期限
=受験日−2週間理想的な接種時期
=受験日の1ヶ月前(10月頃)
接種対象:
- 子ども本人:最優先・小児科で相談の上接種
- 父親・母親:子どもへのうつし防止のため必須
- 祖父母(同居・頻繁に接触する場合):可能であれば接種推奨
直前2週間の感染予防対策
学級閉鎖を経験して実感したのは、「予防に完璧はない」が「できる限りのことはやる」という姿勢の重要性です。
- 手洗い・うがいの徹底:
帰宅後すぐ・食事前・トイレ後を必須ルーティン化 - マスク着用の徹底:
出社の場合は電車・職場・外出先で徹底 - 人混みを避ける:
大型商業施設・テーマパークなど不要不急の外出を最小限に - 幼稚園の感染状況の把握:
他クラス・他学年の流行状況を毎日確認 - 室内の換気と加湿:
乾燥はウイルスの繁殖を助けるため、適切な湿度を維持 - 十分な睡眠と栄養:
免疫力の基本となる生活リズムを最優先 - 家族全員の体調チェック:
些細な変化も見逃さない
父親への絶対厳守事項
直前期の飲み会は厳禁です!!(本当に!)
万が一、父親が体調を崩して子どもに感染させてしまった場合、一生家族の関係にしこりが残ります。
「自分は少し飲んだだけ」「体調管理には自信がある」という油断が最も危険です。
直前2週間の飲み会・会食は父親も完全に断る覚悟を持ってください。
「欠席」という選択肢も視野に入れる勇気
究極の判断
幼稚園で流行が広がっている場合、受験直前の数日間は「園を休ませる」という選択肢も夫婦で事前に話し合っておくことをおすすめします
「皆勤賞」や「精勤賞」より「受験当日に元気でいること」の方がはるかに重要です。
実際にピーク時は仕方ないので幼稚園を休ませましたが、子どもからは「精勤賞、今回はとりたいの。。。」と訴えらえました(最終的にはギリギリ精勤賞もらえました!)
直前期にやること:「整える」ことに集中
生活リズムの本番仕様への調整
起床:受験当日と同じ時刻に統一(本番1ヶ月前から習慣化)
朝の活動:軽い復習・前日の間違い確認(30分以内)
朝食:本番当日と同じ時間・同じ量で練習
幼稚園:通常通り通園(感染状況に注意しながら)
帰宅後:家庭学習(1問ごと丸付け・×をつけない方法で)
夕食:規則正しい時間に栄養バランスを考慮
就寝:受験当日と同じ時刻に統一
本番当日と全く同じリズムで生活することで、子どもの体と心が「この時間に本番が来る」という感覚を自然に作り上げます。
直前期の家庭学習:「復習」と「定着確認」のみ
直前期学習の鉄則
直前期の家庭学習で最も重要なのは、「できることを確実に仕上げること」です。
- これまでの教材の間違えた問題の確認
- 得意分野の仕上げ(自信を積み重ねる)
- ○×などの記号を丁寧に書く最終練習
- 口頭試問の練習(「ペンギンのぬいぐるみ」など準備済みの回答確認)
直前期の学習量=通常の70〜80%
無理に詰め込むより、余裕を持って「できる」という自信を積み重ねる方が、本番のパフォーマンスにつながります。
直前期にやらないこと:「焦り」が最大の敵
絶対にやってはいけない5つのNG行動
NG①:新しい教材・問題集に手を出す
「まだこの分野をやっていない」という焦りから新しい教材を購入しても、直前期に身につく可能性は低く、子どもに不必要なプレッシャーを与えるだけです。
理英会・奨学社・こぐま会の王道ルートで積み上げてきたものを信じましょう。
NG②:習い事・塾のスケジュールを急に増やす
直前期に詰め込みすぎると、疲労と混乱が蓄積し、本番でのパフォーマンス低下につながります。スポット受講は直前講習に絞り、それ以外の新規追加は避けましょう。
NG③:他の家庭と比べて焦る
「○○ちゃんはあんなにやっているのに」という比較は百害あって一利なし。
わが家のペースを信じることが重要です。
NG④:子どもを叱って自信をなくさせる
直前期のネガティブな体験は、本番当日まで尾を引きます。
「×をつけない1問ごと丸付け」の姿勢は直前期こそ最も大切にしてください。
NG⑤:親が不安を子どもの前で表現する
子どもは親の感情に非常に敏感です。親の不安は必ず子どもに伝染します。

あと2週間しかないのに、まだこの分野が不安で…新しい問題集買った方がいいかな

今から新しいことを増やしても、子どもが混乱するだけだと思う。今まで積み上げてきたものを信じよう
親のメンタルコントロール:子どもへの最大のプレゼント
親の不安は子どもに「うつる」
見落としがちな重要ポイント
直前期に最も注意すべきは、実は親のメンタル状態です。
- 親が焦ると、子どもへの声かけが急に厳しくなる
- 親の表情・態度から子どもは「何か怖いことがある」と感じ取る
- 子どもの緊張が高まり、これまで普通にできていたことが急にできなくなる
夫婦で不安を「外に出す」工夫
わが家で実践したこと
- 子どもが寝た後に夫婦で不安を話し合い、昼間は明るく過ごす
- 受験に関係ない楽しい会話を意識的に増やす
- 「今日もよく頑張ったね」という言葉を毎日必ず伝える

今日もプリント頑張ったね。ペンギンのこと、ちゃんと話せそう?

うん!じぶんががんばって、もらったおこづかいでかったって、ちゃんとはなすよ!

それで十分だよ。あとは当日楽しんでおいで
共働き家庭の直前期調整ポイント
仕事面でやっておくべき調整
- 受験前後の有給休暇を事前に確保(少なくとも前日・当日・翌日は候補に)
- 直前2週間の仕事のピークを避けるよう、プロジェクトスケジュールを調整
- 在宅勤務が可能な場合は、この時期は在宅を増やす方向で上司と相談
- 「もし子どもが発熱した場合」の対応フローを夫婦で共有
1日2校受験への最終準備
体力管理の重要性
午前・午後で2校受験する場合は、以下の最終確認が必要です:
- 移動時間・昼食場所の再確認
- バス移動での酔い止め薬の準備(必要に応じて小児科医に事前相談)
- 子どもの体力配分を考慮したスケジュール調整
まとめ:直前期は「整える」ことが全て
直前期の成功
=体調管理(感染予防)
+生活リズムの固定
+復習による自信の積み重ね
+親のメンタル安定
体調管理の鉄則:
- 11月受験とインフルエンザ流行期の重なりを常に意識(2024年以前の傾向・要最新確認)
- 予防接種は家族全員・受験1ヶ月前までに完了(小児科医に相談の上)
- 幼稚園の感染状況を毎日把握し、必要に応じて「休む勇気」も
- 父親の直前期の飲み会・会食は完全に断る
学習の鉄則:
- 新しいことは一切増やさない
- 通常の70〜80%の量で「できる」という自信を積み重ねる
- 丁寧に・正確に書く習慣を最後まで維持
- 口頭試問はペンギンのぬいぐるみ体験談を軸に最終確認
親の鉄則:
- 不安は子どもの前で表現しない
- 夫婦で不安を共有し、子どもには明るく接する
- 「今まで積み上げてきたものを信じる」という覚悟
受験2週間前の学級閉鎖という修羅場を経験して、最も強く感じたのは「体調管理は受験対策の一部」だということです。
どれだけ学力を磨いても、当日に体調を崩せば全ての努力が水の泡になります。
直前期こそ、学習と同じくらい「健康を守ること」に真剣に取り組んでください。
